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ヘテランの南、イスファハンから東に150kmに位置するナインは、イラン高原の中部、砂漠のオアシスにできた小都市です。
カヴィール砂漠の西南の端にあたる静かな町で、10世紀頃に建てられたイラン最古のモスクがあり、
特にミフラーブ(壁龕)と14世紀のミンバル(説教壇)が有名です。
ナインもクムと同じく今世紀に入り絨毯作りを開始し目覚ましい成長を遂げました。ナインの絨毯の特徴は、
その抑制された配色にあります。藍、ベージュ、クリームなど色彩は限られ、その落ち着きのある色調は日本の住宅にもしっくりと溶け込みます。
また、ナインの絨毯は厳格な品質管理をなされており、ヨーロッパにおいて高い評価を得て、今日の名声を築き上げました。
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西にトルコ、北にロシア、東にカスピ海を仰ぐイラン北西部の古都タブリーズは、
旧くからヨーロッパ文明とアジア文明のこ交叉する場所であり、東西の隊商が出会う大商業都市で、民族混交の地でした。
絨毯作りの伝統も旧く、宮廷用工房として培ってきた伝統と、最も近代的といわれる品質管理で、主要な産地となっています。
その特徴は、デザインのレパートリーの広さと緻密な織りにあります。パイルの結び方は、トルコ結びと呼ばれる左右均等結びで、
そのあまりにも繊細で正確な文様から、しばしば機械織りと間違われる程です。
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